このブログは新都市生活研究所のメルマガ「タワーマンションから始まる新サービス創世記」からコンテンツを再利用したものです。第14回目は、パークシティ武蔵小杉ザ・ガーデンで実施した京都府京丹後市のふるさと納税PRイベントについてご紹介します。地域の魅力を感じていただき、ふるさと納税をより身近に感じてもらうことを目的とした新しい取り組みの様子をお伝えします。
「タワーマンション」と「ふるさと納税」。
相性が良いイベントであることは検証せずとも間違いないと確信していましたが、実は実施の機会が訪れることがなかなかありませんでした。
弊社を立ち上げた最初期の頃、まだ代表の池崎が1人で営業していたころのプレゼンでも、「ふるさと納税」の項目が出ていました。
![タワマン 魅力](https://kurasuba.com/wp-content/uploads/2024/12/unnamed-5.jpg)
マンションの契約が取れる前に、政策金融公庫に向けて、弊社がマンションの中でどんなことを始めようとしているのか?という”アイデア段階”のプレゼン資料です。
この頃は実績ゼロ、完全にアイデア状態。そのプレゼンから3年。ようやく今回、皆様にご報告できる事例を作ることが出来ましたのでご報告させていただきます。
事例紹介:京丹後市ふるさと納税フェア(パークシティ武蔵小杉ザ・ガーデンタワーズ)
2024年12月1日、パークシティ武蔵小杉ザ・ガーデンタワーズのWEST 1Fフォーマルエントランスにて、京都府京丹後市のふるさと納税PRイベントを開催することができました。飾って間もない、クリスマスツリーが輝く季節感あふれる空間で、京丹後市の魅力を存分に体感していただける場となりました。
会場では、試食や体験を重視した構成が功を奏し、家族連れを中心に多くの方々にご参加いただきました。特に、木育おもちゃのコーナーでは、お子様が楽しく遊ぶ姿を保護者の方が写真に収めるなど、和やかな雰囲気が生まれていました。
1:イベントの特徴
出展:シフトプラス様(京都府京丹後市)
場所:パークシティ武蔵小杉ザ・ガーデンタワーズ WEST 1F フォーマルエントランス
内容:特産品の試食・展示販売、木育おもちゃ体験、アンケート企画
2:ハイライト
・過去イベントで最高の来場者数を記録
・100件弱のふるさと納税アンケート回答を獲得
・京野菜の試食体験(温めた状態と常温での食べ比べ)
・木育おもちゃを通じた親子の体験コーナー
・カニの被り物をした自治体スタッフによる楽しい雰囲気づくり
3:参加者の声と成果
「子供が木のおもちゃで夢中になって遊んでいました」
「温かい状態での試食が美味しく、商品の良さがよく分かりました」
「スタッフの方の説明が丁寧で、京丹後の魅力が伝わってきました」
マンション内でのふるさと納税イベントの意義と効果
このイベントは、11/24に勝どきザ・タワーでも同様の形にて実施しました。実は、開催数日後に早速10数万円の寄付があったとのこと。これは、従来の催事では見られなかった即時の反応です。マンション内という住まいに近い場所での開催ならではの効果と考えられます。イベントで得た情報をもとに、自宅に戻ってすぐにアクションを起こせる環境が、成果につながったと分析しています。
パークシティ武蔵小杉ザ・ガーデンタワーズでも人の波が全く止まらない状況に、出展された自治体の皆さまも大変ご満足されている様子が伺えました。
今後の展望
地方自治体と都市部のタワーマンションを結ぶこの取り組み。12/7,12/8は、別のマンションにて京都市のふるさと納税PRイベントを実施いたします。弊社も地方自治体様との協業事例が増えてきており、物産・地域アピール・ふるさと納税など、都市部住民の皆様により多様な地域の魅力をお届けできる機会が増えていくことを予感させる手応えを感じています。
ふるさと納税という制度を、単なる返礼品の選択から、その地域の文化や魅力を五感で体験できる豊かな交流の機会へと発展させていく―。このような価値ある体験を提供できる場として、タワーマンションという居住空間は大きな可能性を秘めています。
特に以下の点において、マンション内でのふるさと納税イベントは新しい可能性を提示できると考えています。
1.体験価値の向上
・試食や木育など、家族で楽しめる体験型コンテンツの提供
・自治体職員との直接対話による深い地域理解の促進
・季節に応じた特産品の魅力を実感できる場の創出
2.即時性のある成果
・自宅近接だからこそ可能な、その場での情報収集から検討、申込までの流れ
・イベント後すぐに反応が見られる即効性の高さ
・より深い商品理解に基づく、納得感のある寄付の実現
3.コミュニティ形成への貢献
・地域の魅力を共有する場としての機能
・家族で楽しめる休日の過ごし方の提案
・マンション内の交流促進効果
新しい地域貢献の形を求めて
タワーマンションという特別な場所だからこそ実現できる、新しい形の地域貢献の可能性を私たちは追求していきます。
<地方自治体の皆様へ>
都市部の富裕層居住者との接点を求めていらっしゃいませんか?タワーマンションという場で、貴自治体の魅力を存分に発信する機会を提供させていただきます。試食や体験を通じて、より深い地域理解を促進する場として、ぜひご活用ください。
<不動産デベロッパーの皆様へ>
マンションの付加価値向上に、このような地域交流イベントをお役立てください。居住者の皆様に、より豊かな暮らしの選択肢を提供できる機会となります。
<広告代理店の皆様へ>
新しい形の地域プロモーションとして、ぜひご注目ください。従来の催事とは異なる、より深い関係性を構築できる場としての可能性を探ってみませんか?
私たちと共に、タワーマンションという特別な舞台で、新たなふるさと納税の価値を創造し、地域と都市をつなぐ架け橋となる取り組みを推進していきましょう。