このブログは新都市生活研究所のメルマガ「タワーマンションから始まる新サービス創世記」からコンテンツを再利用したものです。記念すべき第一回目は、地方の魅力をタワーマンションの中で発信した事例をお届けします。地方と都市生活者を繋ぐため、マンションのパーティールームやロビーに新しい体験を招き、新しいコミュニティづくりの可能性にチャレンジした事例です。
■とちまるショップがやってきた!(パークシティ武蔵小杉 ザガーデンタワーズ)
2024年5月26日、パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズで「とちまるショップがやってきた!」というイベントを開催しました。
このイベントの主目的として、「いちご王国とちぎ」と題して、名産品であるとちおとめを中心に栃木農産物の魅力を都心部のタワーマンション住民に直接伝え、ファンを獲得すること、そして副目的としてはお隣で開催したヤナセ川崎店の出展とコラボレーションすることでお互いの集客の相乗効果となることでした。
1:イベントの特徴:
出展・共催:株式会社ファーマーズ・フォレスト様、栃木県様
場所:パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズ 公開空地
時間:11:00~17:00
内容:栃木県の特産品販売、とちおとめジュースのキッチンカー、マスコットキャラクター「とちまるくん」との写真撮影
2:コンテンツ:
・キッチンカー「いちご王国とちぎ」出展
当日は、気温が高く晴れ上がったこともあり、非常に多くの方が来店!
・とちまるくんとの記念撮影
人気マスコットとちまるくんがマンションに来て練り歩き。キャラクターのかわいさもあり多くの子供達に大人気
3:ハイライト
・積極的に使われていなかった公開空地スペースで自動車+物産イベントを行うことで、非常に多くの方でにぎわいを創出
・単体のみでは集客力に不安が残ったが、特に栃木県ショップ→ヤナセのメルセデス展示への回遊がうまくいき、栃木県様・ヤナセ様とも満足される
このイベントを通じて、タワーマンションという閉じられた空間が、地方と都市をつなぐ新たな接点になり得ることが明確になりました。そしてコラボレーション事例ができたこともあり、弊社も様々な場所でチャレンジしやすくなりました。
マンション住民にとっては普段の生活圏内で地方の魅力に触れる機会となり、出展者である栃木県様にとっても、都市部の富裕層に直接アプローチできる貴重な場となりました。
■MIYAZAKI マンゴーパラダイス(SKYZ TOWER&GARDEN)
2024年6月23日、SKYZ TOWER&GARDENにて「MIYAZAKI マンゴーパラダイス」と題した宮崎市フェアを開催しました。
このプログラムは、白金台の八芳園様が、SKYZにやってきて宮崎市の魅力、特に宮崎マンゴーのアピールイベントでした。朝から大勢の住民で賑わい、宮崎マンゴーのスイーツを楽しみました。
1:イベントの特徴:
出展・共催:株式会社八芳園交流コンテンツプロデュース様、宮崎市様、協力:広和様
場所:SKYZ TOWER&GARDEN コミュニティハウス
時間:11:00~18:00
内容:マンゴーを使ったカフェ、宮崎市物産展、八芳園プロデュースの食事会
2:コンテンツ:
・MIYAZAKI マンゴーパラダイス
宮崎マンゴータルト、宮崎マンゴーロールケーキ、宮崎マンゴーかき氷の3種類を楽しめるイートイン付きイベントとなりました。
マンションのパーティールームが特別なカフェに早替り!
・八芳園シェフと作る宮崎マンゴーロールケーキ教室
時間:11:30~ / 14:30~(各回60分)
定員:各回10組
料金:1組10,000円(税込)
八芳園のシェフパティシエから直接指導を受けられる貴重な機会を提供できました。
・八芳園シェフによる一夜限りのディナーイベント
時間:17:00~
料金:お1人様15,000円(税・サービス料込)
メニュー:宮崎の食材を使ったペアリング付きの特別コース料理(前菜2品、メイン、鮨、デザート)
参加者から、「こういうきちんとした料理を子どもと一緒にカジュアルに楽しめて最高でした」「ペアリングで飲み過ぎてもすぐに帰れるので安心」「またこういうイベントをやってほしい」といったお声を頂戴しました。
3:ハイライト
・高級ホテル・レストラン「八芳園」とのコラボレーション
フレンチ、日本料理の一流シェフがSKYZに集結!通常では体験できない高級料理教室やディナーを提供できました。
・宮崎市との連携
「日本のひなた宮崎県」の魅力を直接住宅でPRする機会となり、高品質な地方特産品を都市部の富裕層に紹介できました
・マンションの共用施設の多彩な活用
SKYZ「コミュニティハウス」を物産展販売会場、料理教室、高級レストランと多目的に利用しました
このイベントは、タワーマンションが単なる居住空間を超えて、贅沢な体験と地方の魅力が融合する特別な場所になり得ることを示しました。住民にとっては自宅にいながら一流シェフの料理や希少な地方特産品を楽しめる贅沢な機会となり、宮崎市にとっては都市部の富裕層に直接アプローチできる絶好の機会となっています。
今後の展開と可能性
新都市生活研究所が目指す都市居住の未来像は、都市部の大規模マンションが「住む」だけの場所から、そこに人が集い新しい体験や出会い、コラボレーションが生まれていく「舞台」への進化です。
今後は、以下のような展開を考えています:
1. より多様な地方との連携
全国各地の魅力的な特産品や文化を、都市のタワーマンション住民に直接体験してもらうイベントを増やしていきます。
2. 季節に合わせた体験型イベント
春の花見、夏の縁日、秋の収穫祭、冬の餅つきなど、季節感あふれるイベントをマンション内で実現します。
3. 教育・文化プログラムの充実
地方の伝統工芸や食文化を学べるワークショップ、地方の魅力を伝える講演会やマンション発バス旅行などを開催し、マンションを「学び・出会いの場」としても活用します。
4. 二拠点生活の紹介やふるさと納税のサポート
都市部のマンション住民と地方をつなぐことで、将来的な二拠点生活セミナーや、ふるさと納税体験ショップなどの開催を企画しています。
最後に
ご興味いただけましたか?
マンション内での新しい体験やビジネスチャンスを求める企業の皆様、地方の魅力を都市部に広めたい自治体の皆様、ぜひ一緒に新しい可能性を探っていきましょう。