1. 日本酒の上手な選び方
日本酒をプレゼントしようと思った時、酒屋に並ぶ膨大な種類を前に何を選んだらいいか分からなくなってしまう方は少なくありません。
でも安心してください。選び方や店員さんへの質問のコツを知っておけば、目的にバッチリ合う素敵な銘柄に出会うことができます。
お酒を上手に選ぶ3つのポイント
まずは膨大な種類の日本酒から、「選ばないもの」をどんどん外していきましょう。
この「外す」という作業をすることが、迷いをなくすためにとても大事な作業になります。
下記の3点を決め、お店の方に相談してみましょう。
ポイント①:価格(予算)
日本酒も千円台から百万円台まで、幅広い価格帯が存在します。
まず今回予算の総額はいくらなのか、を決めるだけで選ぶお酒の幅がグッと絞られます。
1本の場合、複数本の場合、贈答用の飾りは必要か、など全体予算に収まるようにアレンジをしていきましょう。
ポイント②:贈る相手の情報
お酒を贈る方がどういう人か、改めてよく考えてみましょう。
その人ならどうお酒を楽しむだろうか?という視点も大事になってきます。
◆日本酒の知識・経験
·普段から日本酒が大好きで詳しい
·あまり日本酒を飲まない
·日本酒以外のお酒をよく飲んでいる
◆お酒の飲み方
·料理と一緒に飲むことを楽しんでいる
·お酒単体を飲むことを楽しんでいる
ポイント③:込めたい想い
日本酒には造られた地域、酒蔵が持つストーリー、銘柄に込められた意味など様々な要素が含まれています。
せっかく贈るプレゼントだからこそ、意図を持ってお酒を選びましょう。
◆地域
日本酒は日本全国で造られています。語弊を恐れずに言うなら、似た味わいがA県にもB県にもあったりするのです。
だからこそ、酒蔵それぞれの個性も勿論ありますが、味わいを主体に選ぶ場合、贈る相手に縁のある地域や、思い出の地域のお酒をプレゼントするという方法もあります。
◆銘柄
日本酒の銘柄には特定の意味が込められているものも多々あります。
銘柄が持つメッセージを、そのまま贈る言葉として活用するのもよいでしょう。
お店の方へ相談する際は、「どういう想いを添えたいか」も踏まえて相談すると、ピッタリのメッセージ性を備えた銘柄をオススメしてもらえるかもしれません。
と、細々書きましたが、大事なことは「自分の気持ち」と「相手への想像力」です。
もしそれでも迷ってしまったら、私宛にDMでご相談いただいても大丈夫です(笑)
お酒選びで気をつけるべきポイント
日本酒選びを相談する際、1つだけ気をつけてほしいことがあります。
それは、「辛口のお酒、甘口のお酒」という表現を使わないことです。
理由は簡単で、この「辛口」「甘口」という言葉の解釈のすり合わせが非常に大変だからです。場合によっては酒屋の店員さんですら説明でミスリードしてしまうリスクがあるため、本来だったら出会えたかもしれない美味しいお酒との出会いを逃してしまう恐れがあります。
この辛口甘口の説明については別の回できちんと説明させていただきたいと思いますが、基本的に使わない方が美味しいお酒に出会える確率は高まるということだけ覚えておいていただけるとよいと思います。
2. 贈答用に使いたいオススメ日本酒3選
ここからは、私が個人的に使うなら、という目線でピックアップした日本酒を3種類ご紹介します。

農口尚彦研究所(石川県):写真左
NOGUCHI NAOHIKO 01 Special Edition Vol.2
価格:99,000円(税込)
日本酒造りの神様とも呼ばれる日本最高峰の醸造家の一人、農口尚彦氏の秘蔵酒を農口杜氏自ら厳選、組み合わせることで生まれた限定900本の逸品。
ボトルは石川県を代表する美術家である大樋年雄氏がデザインしたオリジナルボトル。芸術性の高さもポイントです。
味わいだけでなく、そのストーリー的にも日本酒が持つ迫力や奥深さに触れられる素晴らしい作品だからこそ、日本酒が好き、日本酒に詳しいという人にも自信を持ってオススメしたい一本です。
HP:https://store.noguchi-naohiko.co.jp/collections/pickup/products/p-21060
白岩(富山県):写真中央
IWA 5 アッサンブラージュ6(2024)
価格:15,730円(税込)
ドンペリニヨンの醸造最高責任者を務めたリシャール·ジョフロワ氏の立ち上げた酒蔵。コラボレーターには酒蔵の設計に携わった隈研吾氏をはじめ、桝田隆一郎氏、マーク·ニューソン氏など、錚々たる顔ぶれが並ぶ。
IWA 5のユニークな特徴は毎年意図を持って造られる芸術的なアッサンブラージュ。シャンパーニュの世界で磨き培ったリシャール氏の感性が、日本酒の世界に見事に投影されています。
そして今回のIWA 5 アッサンブラージュ6はその最新作。和洋を問わず様々な料理と合わせてみたくなる包容力はグルメな方にこそ贈りたい一本です。
永井酒造(群馬県):写真右
水芭蕉 THE MIZUBASHO Aged 17 Years Sake
価格:165,000円(税込)
川場村の美しい自然美を表現する水芭蕉シリーズ。その柔らかな酒質と透明感のある味わいは世界からも非常に評価の高いブランドです。
その水芭蕉の中で、-3℃~0℃で品温管理された瓶貯蔵、そしてフレンチオーク樽にて-3℃~-5℃の環境で樽貯蔵によって生まれた自然美と造形美を兼ね備えた美しい味わいの一本。10年以上の歳月を経て生まれた、重層的でエレガントな味わいと透明感の残る瑞々しさや繊細な香りの調和が楽しめる圧倒的な作品です。ヴィンテージワインを好む方にぜひ贈りたい日本酒です。
HP:https://www.mizubasho.jp/vintage/
上記でピックアップした日本酒は各蔵のHP(水芭蕉を除く)、酒屋さんのサイトでも購入可能です。
今回私がセレクトしにお邪魔したのは銀座にある「いまでや銀座」さん。
商業施設のGINZA SIX地下2階(東京メトロ銀座駅直結)にあり、日本酒のラインナップや状態が非常によく、相談にも親切に乗ってくれますので、ぜひ足を運んでみてください。